RSウィルス感染症に対する検査の保険適用について

このところ、近隣の保育園で、RSウィルスの感染者数が増加しています。
この感染症は、乳児期は重症化するリスクがあるものの、幼児期になると鼻かぜで済むことが多いため、検査は基礎疾患の無い1歳以上には保険適用がありません。
よって、園から検査を指示されて来院されても、ご希望に添えない場合があることをご承知おき下さい。

RSウィルス感染症は特効薬が無く、他の風邪と大きく治療法が変わるわけではないため、1歳以上の患者さんにとっては、痛みを与えるだけでメリットは多くありません。

大切なことは、RSなのかどうかではなく、風邪の状態から進展する可能性のある、細気管支炎や肺炎を発症していないかを確認することです。
咳がひどかったり、呼吸が荒い等の症状がある時は、早めに受診することをおすすめ致します。
また、RSウィルス感染症に関して詳しくお知りになりたい方は、以下のページをご覧ください。

RSウイルス感染症Q&A(令和6年1月15日改訂)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

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